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パッキャオがホーンに判定負け!オーストラリアで大番狂わせ!

02Jul2017

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7月2日、オーストラリア・ブリスベンの大会場、ソールドアウトのサンコープスタジアムで行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)のWBO世界ウェルター級王座の初防衛戦は、ロンドン五輪ベスト8、同級1位ジェフ・ホーン(オーストラリア)にまさかの判定負け。セミファイナルでIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑戦した、同級3位の帝里木下(千里馬神戸)は、7回KO負けだった。

パッキャオのオーストラリア戦は、母国フィリピン、キャリア初期の日本とタイ、全盛期を過ごしたアメリカ、中国領マカオに続いて、6カ国目。

前日計量は身長169センチ・リーチ170センチのパッキャオはアンダーの146ポンド、身長175センチ・リーチ172センチのホーンはリミットの147ポンドでクリア。久しぶりに明らかな体格差がある相手との対戦となったパッキャオ。

初回、大柄ながら左右によく動き、積極的に手を出してパッキャオに迫る挑戦者のホーン。ロープに追い込みガードの上から叩くシーンを2度作る。2回、ジャブを出すホーンに、パッキャオもエンジンがかかりだしたか、左を返していく。

以降もペースを落とさず、頭を振りながら前進し、手数を出すホーン。クリーンヒットは少ないながら、見方によっては優勢にも見える。パッキャオのパンチは的中率こそ高いものの、手数が増えない。ジャッジが割れそうなもどかしい展開が続く。

中盤に入っても体格で上回るホーンの手数が減らず、リズムに乗れないパッキャオ。6回、偶然のバッティングで右前頭部を切り出血。右ストレートでパッキャオをグラつかせ、アップセットの予感が漂いはじめる。7回、バッティングでパッキャオは左側頭部を切り、2か所目の出血。

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9回、これまでハイペースできたホーンだが、打ち疲れか、動きが鈍くなってきたところに、パッキャオの追い足が伸びる。2発、3発と左ストレートをヒット。ホーンも懸命に反撃するが、苦しそうに後退させられダウン寸前。

10回以降、ホーンが再び前進し手を出し盛り返す。最終回、パッキャオも時おりカウンターの左をヒットするが、最後まで手数が多いのはホーン。決定的なシーンのないままゴング。

判定結果は3-0(117-111、115-113が2者)で新王者誕生となった。6ポイント差がついた展開とは思えないが、パッキャオの戦術を攻略したホーンの優勢勝ちは妥当な結果か。

新王者ホーンは、昨年4月に、元2階級制覇級王者の古豪、41歳のランドール・ベイリー(アメリカ)に7回終了棄権によるTKO勝ち、同11月、過去3度世界挑戦経験がある39歳のアリ・フネカ(南アフリカ)にダウンを奪われながらも6回KO勝ちに続いて、38歳のベテラン王者パッキャオにアップセットで世界王者となった。

大番狂わせで新王者となったホーンは18戦17勝11KO1分の29歳。王座陥落のパッキャオは68戦59勝38KO7敗2分

「再戦があれば受ける」とホーンは意欲的だが、第2戦は求められるだろうか。

2度目の世界挑戦の帝里木下、IBF王者アンカハスに7回KO負け!

セミファイナルは、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に、同級3位の帝里木下(千里馬神戸)が挑戦したが、7回KO負け。2度目の世界挑戦も叶わなかった。

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共にサウスポー。互いに様子見といった初回。シャープな帝理のパンチに対して、アンカハスに速さはないが、一発ごとが力強い。帝理はカウンター狙いか後手に回り、先手で仕掛けるのは常にアンカハス。帝里は2回に早くも右まぶたをカット。

3回、アンカハスがパッキャオを意識したステップインからの左やコンビネーションを増やし、前後の出入りのボクシングだけで、帝里を完全にリード。4回、ペースを変えるべく、帝里もようやく手数を増やすが振りが大きい単発で、ガードが高い王者を下がらせるには至らず。5回に左ボディで反撃の姿勢は見せた。

中盤以降、アンカハスのボクシングはより大胆になり、コンビネーションを被弾し、帝里の両目の腫れはひどくなる一方。

7回、王者のコンビネーションから最後は右ボディで帝里が前のめりにダウン。立ち上がったが、右瞼からの出血もひどく、レフェリーは試合をストップした。

KOタイムは7回1分53秒。2度目の防衛に成功したアンカハスは29戦27勝18KO1敗1分。3年振り2度目の世界挑戦にも敗れた帝里は28戦25勝8KO2敗1分。

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