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三浦隆司、アメリカで世界王座奪還なるか!?
2017.07.14 update

元世界王者の三浦隆司(帝拳)がアメリカで世界王座奪還に挑む。7月15日(日本時間16日)アメリカ・リフォルニア州イングルウッドで、WBC世界スーパーフェザー級王者ミゲール・ベルチェット(メキシコ)に挑戦する。

■WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン
ミゲール・ベルチェット(メキシコ)
VS
WBC世界同級1位
三浦隆司(帝拳)

王者ベルチェットはアマで3度国内王者となり、10年11月プロデビュー。12年、後にWBAスーパー王者内山高志(ワタナベ)に挑戦するオリバー・フローレスに2回KO勝ち。13年8月、元IBF世界フェザー級王者クリストバル・クルスに5回TKO勝ちと順調に世界ランクを上げていくが、14年3月、22戦目でライト級地域王者の伏兵に初回TKO負け。

以後は無敗で15年3月、NABO北米スーパーフェザー級王座獲得。16年3月、WBO同級王者・ローマン・マルチネス(プエルトリコ)に挑戦予定が、マルチネスの負傷で試合は中止。暫定王座決定戦が行われ、ジョージ・ジャップ(イギリス)を6回KO。V1戦で2度世界挑戦経験があるチョンラターン・ピリヤピンヨー(タイ)に4回KO防衛、後に返上。今年1月、WBC王者・フランシスコ・バルガスに11回TKO勝ち。初防衛戦に元同級王者三浦を迎える。

挑戦者の三浦は国体優勝などアマチュアで活躍した後、03年7月B級プロデビュー。09年1月、3度目の挑戦で日本スーパーフェザー級王座を獲得(V4)。11年1月、WBA世界王者・内山高志(ワタナベ)に挑戦、3回にダウンを奪うも8回終了TKO負け。13年4月、WBC王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)を4度倒し、9回TKO勝ち。2度目の挑戦で世界王座を戴冠した。

同年8月、V1戦は敵地メキシコで1位のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)に判定勝ち。同年12月のV2戦は、2位ダンテ・ハルドン(メキシコ)に9回TKO勝ち。14年11月のV3戦は1位エドガル・プエルタ(メキシコ)に6回TKO勝ち。15年5月のV4戦は同級7位、元IBF世界フェザー級王者のビリー・ディブ(オーストラリア)に3回TKO勝ち。V5戦で1位フランシスコ・バルガス(メキシコ)に9回TKO負けで王座陥落。今年1月、挑戦者決定戦で2位のミゲル・ローマン(メキシコ)に12回KO勝ちで挑戦の機会を得ていた。

王者ベルチェットは32戦31勝28KO1敗の25歳。33歳の三浦は36戦31勝24KO3敗2分。身長は両者170センチ、リーチは王者180センチ、三浦178センチ。

王者ベルチェットは、ミドルレンジが得意なボクサーファイターだが、好戦的な一面もあり、両者のスタイルは噛み合いそうだ。

KO勝利率は、ファイターの三浦が67%、ベルチェットは88%。一発の破壊力は三浦の左が勝るが、王者は3発、4発と続く精度が高いコンビネーションが武器で、スピードや回転力も三浦以上。中間距離では分が悪い。

いかに距離を潰して左ストレートをヒットさせるか。バルガス同様に厄介な相手だが、サウスポーとの対戦経験が乏しい点が三浦に有利に働く可能性はある。KO決着必至の打撃戦となりそうだ。

セミはWBAスーパー王者ジェスレル・コラレスがV2戦!

■WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン
ジェスレル・コラレス(パナマ)
VS
WBA世界同級10位
ロビンソン・カステジャノス(メキシコ)

セミファイナルはベルチェットの対抗王者、WBAスーパー王者ジェスレル・コラレス(パナマ)の2度目の防衛戦。相手は同級10位、叩き上げのロビンソン・カステジャノス(メキシコ)。

コラレスは09年2月プロデビュー。10戦目で空位のパナマ王座を獲得。WBCラテンアメリカ王座など、5つの地域タイトルを獲得。15年12月の暫定王座決定戦で4位のファン・アントニオ・ロドリゲス(メキシコ)を11回終了試合棄権に追い込み暫定王座を獲得。世界クラスとの対戦経験がなく、前評判は低かったが、15年4月の王座統一戦でスーパー王者内山高志に2回TKO勝ちのアップセットでスーパー王者に。12月の初防衛戦で、前王者内山を判定勝ちでクリア。今回が2度目の防衛戦となる。23戦21勝8KO1敗1無効試合の25歳。

挑戦者のカステジャノスは02年プロデビュー、36戦24勝14KO12敗の35歳。キャリア前半は後の2階級制覇王者オルランド・サリド、後の3階級制覇王者マイキー・ガルシア、後のWBA世界バンタム級暫定王者フリオ・サラテら強豪相手に黒星先行の噛ませ犬が続いたが、11勝10敗の22戦目で19勝無敗のホープに勝ち、WBC傘下 FECA中央アメリカフェザー級王座を獲得し、ボクシング人生が好転する。

次戦でWBC同級シルバー王座を獲得し8度の防衛に成功。14年2月のV9戦で陥落も、15年1月再戴冠。16年3月、WBC世界フェザー級暫定王者オスカル・エスカンドン(コロンビア)に挑むも7回KO負け。今年5月に暫定含めた3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)に7回終了TKO勝ちのアップセットを起こし、世界再挑戦のチャンスを掴んだ。

群雄割拠のスーパーフェザー級戦線。WBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を頂点に、17戦全勝のIBF王者ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)、そしてメインを飾るWBC王者ベルチェットよりも世界的知名度では劣るコラレス。

だが、今年4月にオスカー・デラホーヤ氏率いるゴールデンボーイ・プロモーションズと契約し、このたびアメリカ進出に成功。ファイトマネーが跳ね上がるビッグマッチ路線に参入するためにも負けられない。慎重なファイトスタイルゆえ、取りこぼす可能性は低そうだ。

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2017年7月15日(日本時間・16日)
カリフォルニア州イングルウッド・ザ・フォーラム
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
INFO/Golden Boy Promotions

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