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世紀の一戦か、サーカスか!? メイウェザー×マクレガー8.26いよいよゴング!
2017.08.24 update

49戦無敗の元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)と、総合格闘技団体UFCの2階級制覇王者コナー・マクレガー(アイルランド)による一戦がいよいよ近づいてきた。8月26日、会場はアメリカ・ネバダ州ラスベガスの大会場、T-モバイル・アリーナ。試合はショウタイムPPVで放送され、両者のファイトマネーはそれぞれ1億ドルとも言われている。

奇しくも同日26日に、ロスアンゼルスで、元4階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)と亀海喜寛(帝拳)によるWBOスーパーウェルター級王座決定戦が行われるが、ビジネス的にAサイドなのはメイウェザー戦だ。

■スーパーウェルター級12回戦

元5階級制覇王者
49戦全勝26KO無敗・40歳

フロイド・メイウェザー(アメリカ)
VS
UFC世界ライト級王者
プロデビュー戦・29歳
コナー・マクレガー(アイルランド)

メイウェザーは96年アトランタ五輪銅メダリストで、同年10月プロデビュー。スーパーフェザー級からライト級、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級と、史上初の無敗の5階級制覇達成。パウンド・フォー・パウンド最強との評価を受ける21世紀を代表するスーパースター。15年9月に一度は引退したが、1億ドルの報酬のために、2年ぶりの現役復帰となる。

マクレガーは08年に総合格闘技プロデビュー。12年から活躍の場をUFCに移し、UFC世界フェザー級王座、UFC世界ライト級王座を獲得した2階級制覇王者。総合格闘技では21勝18KO3敗。10代の頃にアマチュアボクシングの経験はあるものの、ボクシングはプロデビュー戦のサウスポー。40歳の元5階級制覇王者を相手に、いきなり12回戦を行う。

ボクシングマスターに挑むマクレガー。ボクシングテクニックでは当然ながら大幅に劣る。自身の土俵に引きずり込めなければ、一方的に撃たれて終わりそうだ。

強みとなるのはボクシングにはないムーブ。メイウェザーの目が慣れる前に速攻で勝負を賭けるか、それともブランクのある40歳のスタミナを削り、後半勝負に出るか。

タックルからのクリンチ、組みついての崩しといった反則ギリギリのテクニックは、メイウェザー対策として考えられる。全盛期のメイウェザーが相手なら、組みつくことは至難の業だったが、今のマネー相手なら充分可能だろう。

身長173センチ、リーチ183センチのメイウェザーに対し、マクレガーは身長175センチ、リーチ188センチとやや上回るが、サイズ以上に大きいのが、両者の距離。キックあり、タックルありの総合格闘技の遠い間合いから、メイウェザーの間合いにいかに飛び込むか。

万が一、メイウェザーが敗れることがあれば、ボクシングの価値を失墜させてしまうことになる。だが、現役当時は世界最高峰のディフェンス技術を誇ったメイウェザーのこと。素人相手に星を落とすことはないだろう。

異ジャンルの格闘家を相手にボクシングルールで戦うという、禁断の興行に手を染めたMONEY。勝てば引退を宣言しているが、素人相手に一晩で1億ドルも手にできるおいしいビジネス。今後も空手やタイ式ボクシング、柔道、サンボ、レスリングなど、世界のトップ格闘家を相手に、ボクシングの強さをアピールしてもらいたいものだ。

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アンダーカードは真っ当なボクシングの世界タイトルマッチ。

■WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦

WBA世界ライトヘビー級レギュラーチャンピオン
ネイサン・クレバリー(イギリス)
VS
WBA世界同級11位
バドゥ・ジャック(スウェーデン)

レギュラー王者クレバリーは05年プロデビュー、33戦30勝16KO3敗の30歳。コモンウェルスイギリス連邦ライトヘビー級王座(V4)、BBBofC英国ライトヘビー級王座(V1)、EBU欧州ライトヘビー級王座(V0)と、地域王座を無敗のまま次々と獲得。10年9月、WBO世界ライトヘビー級指名挑戦者決定戦に5回TKO勝ち。同年12月、ナジブ・モハメディ(フランス)とのWBO世界ライトヘビー級暫定王座決定戦に判定勝ち、のち正規王者に昇格。13年8月のV6戦でセルゲイ・コバレフ(ロシア)に4回TKO負けで王座陥落。

16年10月、WBA世界ライトヘビー級レギュラー王者ユルゲン・ブリーマー(ドイツ)に7回終了TKO勝ちで2度目の王座戴冠に成功。暫定王者ディミトリー・ビボル(キルギスタン)との王座統一戦を回避して、元WBC世界スーパーミドル級王者を相手に初防衛戦を行う。

挑戦者のジャックは08年北京五輪出場の元オリンピアン。翌09年プロデビュー。13年9月、NABF北米スーパーミドル級王座に挑戦するも0-1のドロー。15年4月、WBC世界スーパーミドル級王者アンソニー・ディレル(アメリカ)に2-0(114-114、116-112、115-113)の判定勝ちで初戴冠。

V2後、今年1月、IBF王者のジェームス・デゲール(イギリス)との王座統一戦で0-1(112-114、113-113が2者)のドロー判定でV3のち返上。ライトヘビー級転向初戦がいきなりの王座挑戦で、2階級制覇を目指す。23戦20勝12KO1敗3分の33歳。

WBAインターコンチネンタルクルーザー級王座も獲得経験がある王者クレバリーのパワーは、鋭利な技巧派ジャックでも、転級初戦で立ち向かうにはやや荷が重いか。

■IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン
ジェルボンタ・デービス(アメリカ)
VS
IBF世界同級7位
フランシスコ・フォンセカ(コスタリカ)

王者デービスは12年ナショナル・ゴールデン・グローブにフェザー級優勝など、アマチュアで206勝15敗の戦績を残し、13年プロデビュー。地域王座戦を経ることなく、今年1月に16戦目でIBF世界スーパーフェザー級王者のホセ・ペドラザ(プエルトリコ)に挑み、7回TKO勝ちで世界初戴冠。

5月に同級1位のリアム・ウォルシュ(イギリス)との無敗対決に、3回TKO勝ちでV1に成功。2度目の防衛戦。18勝17KO無敗の22歳。KO勝利率は94%と、スピードと強打を誇る。詰めの甘さは残るが、ムーブの端々に影響を感じさせるメイウェザーチルドレン。

挑戦者のフォンセカは13年プロデビュー、19勝13KO1分無敗の23歳。16年8月にはIBFインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座を獲得しているが、世界レベルの強豪との対戦経験はなく、地域王者レベル。

挑戦者の大ぶりな右やメキシカンフックには力があるが、攻防ともに粗い。スピード、パワー、ディフェンスすべてで王者デービスが上回り、王座防衛は堅い。

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