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久保がセルメニョにTKO勝ちで世界奪還!

10Apr2017

4月9日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で行われた「THE REAL FIGHT」のメインイベント、WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチは、ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に、前OPBF東洋太平洋王者でWBA8位の久保隼(真正)が、7回にダウンを喫するも、10回終了TKO勝ちで世界王座を初戴冠した。

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身長で8センチ、リーチで4センチ上回る久保は、世界初挑戦も冷静、好調な立ち上がり。王者が入ってくるところに左を上下に伸ばし、接近を許さない。2回、セルメニョは距離を詰めると、力を込めた左右の連打で久保の顔を跳ね上げる。

アウトボクシングの久保、接近戦を狙う王者の構図で試合は進む中、久保の上下へのストレートが有効に機能する。4回には久保の左でセルメニョは右目の下をカット。

5回、セルメニョはプレッシャーを強めて前に出るが、久保の前の手が邪魔で、距離を詰め切れない。6回、王者が接近戦に持ち込むと、一発の威力では久保を上回るが、ボディを効かされ、徐々に動きが鈍りだし、右目下の傷からの出血が酷くなる。

7回、セルメニョは、再び接近戦に持ち込むとアッパー、右ビッグパンチ一発で久保を下がらせると、右フック連打で挑戦者を追い込む。クリンチに持ち込もうとする久保から右ストレートでダウンを奪う。一気に勝負をかけたが、辛うじてゴング。

8回、勢いづくセルメニョは前に出るが、久保は冷静に距離をキープ。ラウンド中盤以降、王者はスタミナ切れで明らかに失速。動きが鈍った王者に、久保が左ストレートを伸ばしていく。10回、王者は再び左右のフックを振り回して久保を追い回すが、外から左ストレートを刺してペースを渡さない。

11回開始のゴングにもセルメニョは立って来られず、10回終了TKO勝ち。

10回終了時の途中判定では95‐94でセルメニョが2者、1人が95‐94で久保と、判定は僅差だったが、スタミナ切れで試合を諦めたのは王者の方だった。

無敗で世界初戴冠した久保は12戦12勝9KO無敗。3度目の防衛に失敗したセルメニョは34戦26勝15KO6敗1無効試合。

同級にはスーパー王者・ギレルモ・リゴンドー(キューバ)がいるが、久保は試合後のインタビューでIBF王者小國以載(角海老宝石)やWBC王者レイ・バルガス(メキシコ)の名前を出し、他団体王者との王座統一戦への意欲を見せた。

OPBFライト級王者・中谷正義は判定でV7達成!

WBA15位、WBC6位、IBF13位と3団体でランク入りしているOPBF東洋太平洋ライト級王者・中谷正義(井岡)7度目の防衛戦の相手は、14位のゲーオファー・トープアマート(タイ)。3-0判定勝ちで防衛に成功した。

ゲーオファーは挑戦者ながら、手数が少ないカウンター作戦。中谷はリードを突いて、チャンスがあればストレートを打ち込むが、挑戦者は打ち終わりに右ストレートを合わせてくるため、中谷もいつも以上に慎重。

後半、ゲーオファーはプレスを強め前に出るが、手数は少なく、あくまでカウンター主体。最終回、中谷は右ストレートでゲーオファーをグラつかせ、追撃するが、最後までダウンは奪えず。

判定結果は115-113、116-113、118-110で中谷が7度目の防衛に成功したが市あごは「しょうもない試合やった」と反省の弁。

防衛記録を7度に伸ばした中谷は14戦14勝8KO無敗。王座挑戦で黒星のゲーオファーは25戦23勝16KO2敗。

小西伶弥が僅差判定勝ち、日本ミニマム級新王者に!

前王者で現WBO同級暫定王者・福原辰弥(本田フィットネス)の王座返上による日本ミニマム級王座決定戦は、WBOミニマム級12位で日本1位の小西伶弥(真正)が、IBF6位で日本2位の谷口将隆(ワタナベ)に10回2-0判定勝ち。

14年度全日本新人王、プロ叩き上げの小西と、アマチュアエリートの谷口による無敗の世界ランカー対決は、互いに見せ場を作り合う大接戦となった。

序盤は互いに手数を出し合うが、テクニックで上回る谷口が、徐々にペースを握り始める。3回、中間距離で谷口が左ストレートで小西を下がらせると、小西は4回からプレスを強め、距離を潰して手数で応戦。谷口はフットワーク軽く小西をさばき、リードを突いて左を差し込み、前半をリードする。

5回終了時の公開採点は48-47、49-46で2者が谷口、48-47で小西が1人。

6回、小西がより圧力を強めて前に出て、頭をつけた接近戦に巻き込む。偶然のバッティングで小西は右目上をカットするも、しり上がりに調子を上げて、接近戦でボディを叩き、アマエリートを消耗させていく。9回にはボディ連打、ワイルドな左フックを再三顔面にヒットさせ、谷口を追い込んでいく。最終回も打撃戦は続き、距離が開けば谷口も左ストレートをねじ込むが、小西が手数を出し続けて試合終了。

判定結果は95-95の引き分けが1者、96-94で小西が2者と、愚直に手数を出し続けた小西が、僅差の判定勝ちで日本王座を初戴冠した。

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