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井上尚弥6回TKO勝ち!ロマゴンはシーサケットに4回KO負け!

10Sep2017

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9月9日、アメリカ・カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われたスーパーフライ級の祭典「SUPERFLY(スーパーフライ)」。WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)は6回終了TKO勝ちで全米デビュー。WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは王者・シーサケット・ソールンビサイ(タイ)が前王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に4回KO勝ち。その勝者への挑戦者決定戦はファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が僅差判定勝ち。

モンスター井上尚弥、6回TKO勝ちで鮮烈な全米デビュー!

ガードを固める本来はバンタム級世界ランカーを相手に、力強いリードを起点にのびのびといつものボクシングを展開する王者井上。2回、左ボディアッパーでガードを下げると、右をねじ込み、早くもニエベスをグラつかせる。

昼は銀行員という職業同様、堅実なボクシングのニエベスは、3回以降、更にガードを固めるが、井上はプレスを強め、ワンツー、ボディで迫る。

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5回、堅いガードの隙間から、井上は左ボディでダウンを奪う。以後も左ボディを軸に挑戦者の心身を削っていく。6回、逃げ回るニエベスを追い回し、珍しく挑発パフォーマンスまで見せる余裕ぶり。6回ゴングを聞くと、策がないニエベスは遂にギブアップした。

6度目の防衛に成功した井上は14戦全勝12KO無敗。1階級下げての世界初挑戦で敗れたニエベスは21戦17勝9KO2敗2分。



ロマゴン4回KO負け、シーサケットに完敗!

論争となったロマゴン×シーサケット第1戦から半年で行われたダイレクトリマッチ。

前回、初回にダウンを喫した反省からか、ガードを固め、慎重なゴンサレス。サウスポーのファイター型の王者シーサケットは、ワンツー、スリーで頭から突っ込む、いつもの突貫スタイルだが、仕上がり良く、前回以上の冷静さ。

2回は接近しての打撃戦。ヒット数に差はないものの、パワーで勝るシーサケットが強いパンチでゴンサレスを下がらせる。3回、コンビネーションの回転を上げるゴンサレスに、シーサケットは強打で応戦。打撃戦ではやはり王者に分がある。

4回、コンビネーションで襲いかかるシーサケットに、ゴンサレスが右を返そうと反撃も、先に王者が右をカウンターで撃ち抜き、完璧なダウンを奪う。立ちあがった挑戦者に王者がラッシュ。カウンター気味の右フックで2度目のダウンを奪うと、レフェリーが即座にストップした。KOタイムは4回1分18秒。

前王者を返り討ちにしたシーサケットは48戦44勝40KO4敗1分。2連敗のゴンサレスは48戦46勝38KO2敗。



元王者同士の級挑戦者決定戦はエストラーダが薄氷の勝利!

元WBCスーパーフライ級王者で同級2位のカルロス・クアドラス(メキシコ/帝拳)と、元WBA世界フライ級スーパー王者&元WBO同級王者で、3位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)による挑戦者決定戦は大接戦。

序盤、遠い間合いからスイッチしながら先手で手数を出すクアドラスに、打ち終わりに強打を狙うエストラーダ。相手の前進を阻むためにも、足を使い、先にリードを突いていたクアドラスだったが、中盤以降、プレスを強めるエストラーダが正確なワンツー、コンパクトなアッパーで徐々に追い上げる。

7回、クアドラスの足がもつれてバランスを崩したところに、コンビネーションで迫り、ようやく試合のリズムを掴みだす。10回、エストラーダが左フックから右ストレートでダウンを奪うが、立ち上がったクアドラスも応戦。ダメージ色濃いクアドラスだが、驚異的なスタミナで最後まで手数を出し、逃げ切りを図り、試合終了のゴング。

判定結果は3者ともに114-113と、ダウンを奪ったエストラーダが紙一重で勝利を奪った。

王座挑戦権を得たエストラーダは38戦36勝25KO2敗。ダウンが響いて惜敗のクアドラスは39戦36勝27KO2敗1分。



アンダーカードでは、36歳の元2階級制覇王者ブライアン・ビロリア(アメリカ/帝拳)が、WBOフライ級13位のミゲール・カルタヘナ(アメリカ)に4回に左フックを効かせると、5回にパンチをまとめてストップ勝ち。45戦38勝23KO5敗。

Photo: Hiroaki Yamaguchi

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