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京口紘人が世界王座獲得、田口良一はKOでV6に成功!

24Jul2017

7月23日に東京・大田区総合体育館で行われた「THE WORLD DOUBLE TITLE MATCH」。メインイベントは、IBF世界ミニマム級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)に挑戦した、同級9位の京口紘人(ワタナベ)が3-0の判定勝ちで世界王座を奪取。WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)は、指名挑戦者で同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)に9回TKO勝ちで6度目の防衛に成功した。

京口紘人、日本最速のデビュー1年3カ月で世界王座を獲得!

初回からいきなり打ち合いとなったメインイベント。遠い間合いでは王者の伸びる左、右がヒットするが、京口は冷静にガードを固めて距離をつめると、得意の左ボディを狙っていく。精度は低いが、ガード構わず振り回す王者が優勢には見える。

リーチ差2センチ以上に得意な距離が異なる両者。2回、王者が得意な中間距離で、見栄えが良いパンチを振り回す。京口は遠い距離から先に王者に打たせ、距離が詰まったところにカウンターで右ストレートをヒット。

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3回は接近戦。王者は粗いボクシングながら、ガード構わず手数を出す。京口はコンパクトな左ショートカウンターなど、時折有効打をヒットするが、手数の少なさが気になるところ。4回、京口は足を使い、リズムが出てくると、右カウンターでアルグメドをとらえるも、アルグメドの危険な右もヒット。王者がやや優位に進めていく。

5回、接近戦は互いにとって危険な距離だが、頭ごと突っ込む王者がやや上手か。京口の左ボディは阻まれ、王者の返しの左フックを被弾。6回、ガードの上からビッグパンチを放つ王者に、京口もボディやショートアッパーを返していく。

7回、京口の執拗な左ボディが効き始め、右アッパーもヒットさせてタフなアルグメドを初めて下がらせる。8回、王者を後退させて、ボディで追い回す京口。王者は口が開き、苦しそうな表情も見せ始める。

9回、王者は距離をとり、近づけばクリンチ狙い。京口が素早いステップインからの左フックで王者の顔面をとらえると、コンビネーションからの右ストレートでタフな王者から遂にダウンを奪う。フラフラの王者、辛うじてゴングで追撃を免れる。

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驚異的なスタミナの王者、終盤は乱打戦に持ち込んでくる。苦しそうな表情で右アッパー、右ストレートで京口に迫ると、京口も右ストレート、左ボディで応戦。最終回はホールドやクリンチが増え、スリップダウンを繰り返し、互いにフラフラ。最後までフルスイングし続けた。

判定結果は116-111が2者、115-112の3-0。プロ8戦目で京口が新王者に輝いた。

日本最短のプロデビューから1年3カ月で世界王座を獲得した京口は8戦全勝6KO。V4戦で王座陥落のアルグメドは25戦20勝12KO4敗1分。

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田口良一V6戦は9回TKO勝ち!次戦は田中恒成と統一戦か!?

身長167センチの王者田口と、挑戦者バレラも164センチと、軽量級では長身同士の王座戦。

初回、左から大きな右を振り回し、主導権を握りにかかる挑戦者のバレラ。スイッチして王者を乱しにかかる。田口は冷静に対処すると、距離を詰めて打ち合い、顔面、左ボディへとクリーンヒットを重ね、挑戦者をロープに下がらせる。

ジャブとフック系を主体に、ミドルレンジが得意なバレラだが、もう一歩踏み込んだ距離では、田口が優勢に進めていく。3回、田口のガードの間からバレラが左をヒットさせ、田口は鼻から出血。後半は田口がボディを叩き、挑戦者にロープを背負わせる。

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続く4回も田口が前進し、バレラをロープに釘付けにすると、ボディを連打。左フックでバレラの顔を跳ね上げるも、なんとかクリンチで耐える挑戦者。

5回、田口のプレスがやや弱まると、バレラは中間距離でスイッチしながらジャブ、ワンツーで、田口の接近を必死に拒む。6回序盤は中間距離で抵抗するバレラだが、田口が右ストレートで後退させると、終盤にはロープに押し込んでボディ連打。7回は田口が優勢に進めていると、コーナー際の濡れたリングで王者がスリップダウン。

中盤以降は心が折れかけたか手数が減り、苦しそうな表情をたびたび見せるバレラ。8回も田口がコーナーに詰めてショートの連打を叩き込むが、ホールドでダウンを拒否し続ける挑戦者。

9回、田口が右フックで挑戦者にヒットすると、ロープ際に追い込み、無抵抗の挑戦者に左ショートアッパー、ボディ連打。ふらつくバレラをレフェリーが抱き抱え、試合をストップした。KOタイムは9回24秒

6度目の防衛に成功した田口は30戦26勝11KO2敗2分。世界初挑戦に失敗したバレラは18勝12KO2敗。

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試合後の勝利者インタビューでは、WBO王者の田中がリングに呼び込まれた。「前回の防衛戦で評価を下げたと言ったが、この階級で田口選手が一番強い。9月の防衛戦に勝って、年内に向き合える時が来ることを望んでいる。かみ合うと思う」とアピール。

田口も「9月に勝ってくれると思うので次勝負したい。お互いのパンチが効くし、効かせらる。ファンが見ても面白い試合になると思う」と、王座統一戦への想いを口にした。

日本王者・船井龍一は初防衛に成功!

今年3月、3度目の王座挑戦で、親友である中川健太(レイスポーツ)に7回KO勝ちで日本タイトルを初戴冠し、初防衛戦の日本スーパーフライ級王者・船井龍一(ワタナベ)。

オーソドックスの船井は2戦続けてサウスポーが相手。初回に右ストレート、2回に右フックをヒットさせるなど、身長で10センチ上回る王者船井がやや優位に序盤を進める。

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3回に奥本が攻勢に出ると、バッティングで船井は右まぶたをカット。4回に船井は右ストレートを連打。5回に船井が今度は左まぶたをカット。5回終了時点の公開採点は48-47が2者、49-46で船井。

採点を聞いた奥本が前に出て接近戦が増えるも、展開は覆らない。7回、船井がワンツーをヒットさせるが、出血が酷い船井をドクターがストップした。

採点結果は68-65が2者、67-66の3-0で、王者船井が初防衛に成功した。

初防衛に成功した船井は35戦28勝19KO8敗の31歳。日本タイトル初挑戦で敗れた奥本は29戦18勝8KO8敗3分。

元世界王者・河野公平、復帰戦KO勝ち!次戦はWBO1位のツォ!

2度のWBA世界スーパーフライ級王者、36歳のベテラン河野公平(ワタナベ)、7ヵ月ぶりの再起戦を5回TKO勝ちで飾った。

序盤から出入りを繰り返し、圧力をかけて積極的に手数を出し、ラムボー・ゴーラットスポーツスクール(タイ)を追い込んでいく。ボディを効かせる河野に対し、ラムボーもカウンター気味の右で応戦する。

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コツコツと攻め続けた河野は、4回終盤に連打からの左ボディでラムボーからダウンを奪う。続く5回、ボディから左フックで2度目のダウン。審判はカウントをとることなく試合終了となった。KOタイムは5回1分35秒。

河野の次戦は、中国・香港のスター、レックス・ツォ(香港)と10月7日に敵地にて。WBO1位を筆頭に4団体で世界ランク入りしているツォを倒し、三度目の王座奪還を狙う。

元中央大ボクシング部主将三代大訓(ワタナベ)は、ソムサックチャイ・ソーソーナロン(タイ)に3回KO勝ちで、3月のプロデビューから3戦全勝2KO。

Photo : NAOKI FUKUDA

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