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伊藤雅雪、ディアスからダウンを奪いWBO世界スーパーフェザー級王座を獲得!

29Jul2018

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7月28日(日本時間29日)アメリカ・フロリダ州キシミーで行われたWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦は、2位伊藤雅雪(伴流)が、1位クリストファー・ディアス(プエルトリコ)からダウンを奪い、3-0の判定勝ち。世界的な激戦区で少ないチャンスをものにして、見事王座を獲得した。アメリカで日本人が世界王座を獲得したのは約37年ぶりとなる。

3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の返上による王座決定戦。会場はプエルトリカン支持の完全アウェイ。

初回、互いにガードを固め、高速の左を刺し合う。ディアスの連打スピードは伊藤をも上回るが、危険な左フックは警戒し、冷静にワンツーを返す伊藤。

上体を振りプレッシャーをかけるディアスに、一回り体が大きくなった伊藤はフィジカルでも負けず、力強さを見せて互角に対応する。これまでのフットワークを使ったスタイリッシュなボクシングを捨て、足を止めて打ち合う、海外仕様で上々の立ち上がり。

3回、手数で上回るディアスに伊藤も右を返し、ディアスの左瞼を腫らす。やや押され気味だった伊藤だが、4回、コンパクトな右左からのストレートでディアスからダウンを奪う。

5回、ディアスは初のピンチに右ストレートを増やし、必死の反撃。

6回以降、ディアスの武器が中間距離の左フックと右ストレートを見切った伊藤は、接近戦に切り替え、攻勢に出る。ボディを効かせ、右アッパー、右フックを上下にと、嫌がるディアスを削り続ける。

先手を取ると強いディアスだが、後手に回ると意外な脆さを露呈。クリンチに逃れるくらいで、挽回できないままに回を重ねていく。

後半はディアスも巻き返す。9回、ディアスが得意な左フックをヒットし、再び気炎を揚げるが、伊藤も連打で応戦し、紙一重の打撃戦が続く。

11回、ディアスの返しの左フックを貰い、腰が落ちかける伊藤、懸命にパンチを返す。ディアスが風車のような連打で勢いに乗ろうとすると、伊藤は寸前で分断し、ワンツーで突き放し、一進一退のなか試合終了のゴング。

判定結果は、116-111、117-110、118-109で伊藤。プエルトリコのスター候補生を相手に、伊藤は力強く、時に泥臭いボクシングで支持を取り付けた。

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世界初挑戦で王座を獲得した伊藤は26戦24勝12KO1敗1分。世界戦で初黒星のディアスは24戦23勝15KO1敗。

日本人ボクサーがアメリカで世界王座を獲得したのは、1981年11月ニューヨーク州でWBA世界スーパーウェルター級王座を獲得した三原正(三迫)以来、約37年ぶりの快挙となる(昨年12月、尾川堅一(帝拳)がアメリカ・ラスベガスでWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦に判定勝ちも、ドーピング陽性反応で無効試合となった経緯あり)。

アンダーカードでは、WBA世界ミドル級レギュラー王者村田諒太(帝拳)の防衛戦にも名前が挙がった、12年ロンドン五輪ミドル級銀メダリストでWBA9位、WBC14位のエスキバ・ファルカン(ブラジル)がメキシカンから2度ダウンを奪い初回TKO勝ち。デビュー以来の連勝記録を伸ばし21勝15KO無敗としている。

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