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岩佐亮佑が6回TKOで新王者!田中恒成はV2も眼底骨折の疑い

14Sep2017

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9月13日にエディオンアリーナ大阪で行われた注目のダブルタイトルマッチ。IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチは、王者小國以載(角海老宝石)に、指名挑戦者の同級3位・岩佐亮佑(セレス)が6回TKO勝ちで王座奪取。セミファイナルのWBO世界ライトフライ級王者、田中恒成(畑中)はダウンを挽回して9回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。

岩佐亮佑3度ダウンを奪い遂に世界王者!敗れた小國以載は引退表明

初回、小國がワンツーを上下に打ち分けて岩佐にアタックするが、動きがやや重い。遠い間合いから岩佐の左ストレートがヒット。更に間合いを合わせて、カウンター気味の左ストレートで早くもダウンを奪う。

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2回も小國は左が怖いのか左ボディを打てず、ワンツー、ボディストレートと単調な攻撃で、逆に正面から左ストレートをもらう危険な間合い。出入り鼻にコツンと入った左で2度目のダウン。更に、ジャブに合わせられストレートで3度目のダウンと、早くも一方的な岩佐ペース。

3回も愚直なワンツーの王者に左が面白いようにヒット。どちらが王者か分からない横綱相撲で、冷静にカウンターをヒットさせ、小國のダメージを見定めているかのよう。4回、後頭部を押さえてのハンマーパンチで岩佐は減点1。らしくない反則に岩佐の焦りを見たか、小國も意地を見せ、被弾も多いが愚直にワンツーで岩佐に迫り、左ボディをヒット。

5回、左ボディで展開を変えたい小國だが、カウンターの左をたびたび食らい、右瞼から出血。6回、岩佐が足を使い、冷静に右をついて、左ストレート。小國の唇からの出血がおびただしく、岩佐のグローブが赤く染まるほど。構わず左を打ち込み続け、ドクターチェックが入ると、試合は即ストップとなった。KOタイムは6回2分16秒TKO。

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早くから世界を嘱望された岩佐だが、08年8月のプロデビューから10年、2度目の世界挑戦でようやく世界タイトルを手に入れた。25戦23勝15KO2敗の27歳。

小國は世界タイトルを獲った時点で燃え尽きたか。初防衛に失敗して2度目の引退表明。22戦19勝7KO1敗2分の29歳。

日本人スーパーバンタム級世界王者の初防衛戦は今回も厳しい結果となった。

田中恒成ダウン挽回し9回TKO勝ち!眼底骨折の疑いで王座統一戦は絶望的か

WBO世界ライトフライ級チャンピオン田中恒成(畑中)の楽勝かと思われていたセミファイナルは、同級13位パランポン・CPフレッシュマート(タイ)の大善戦により、予想を超える激戦に。

初回、スピードスター田中のお株を奪うように、パランポンは頭を振りながらスピーディーな動き。田中は左ガードの甘さを狙い撃ちされ、右ストレートでいきなりダウンを奪う。立ち上がりの不安定さは相変わらずで、早くも左目を腫らす苦しい展開。

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2回以降、田中は落ち着きを取り戻す。足さばきを駆使し、前進を繰り返す挑戦者をステップで外しながら、コンビネーションを互いに見舞い合う。

4回、パランポンがプレスを強め、距離を詰めて王者に迫る。田中もコンパクトな左ボディ、アッパーで応戦するが、右ストレートで田中は右瞼から出血。

5回、田中が左ボディに活路を見出し、ようやく王者ペースに。パランボンも応戦するが、下を効かせることで左フック、右ストレートも効きはじめる。6回のバッティングにもひるまず、接近戦で打ち合う両者。

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序盤からハイペースで飛ばした挑戦者だが、7回以降スタミナが落ちたか、手数が減り、攻撃がやや雑になる。8回前半は不自然なほど手数が少ない田中に、挑戦者がチャンスとばかりに勢いづく。だが、2分過ぎから田中が猛然とラッシュ。余計にスタミナを消耗した挑戦者を、ゴング直前には右ストレートでふらつかせる。

9回、完全にスタミナ切れの挑戦者。冷静な王者がワンツーを撃ち抜いてダウンを奪い返すと、立ち上がった挑戦者に勝負をかけるラッシュ。やみくもに腕を振り回す挑戦者だが、右ストレートでふらつき、最後は棒立ちとなった挑戦者をレフェリーがストップした。KOタイムは9回1分27秒TKO。

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8回の駆け引きで挑戦者を余計に疲弊させ、チャンスを掴むと一気に試合を決めた22歳の王者の作戦勝ちだった。

2度目の防衛に成功した田中は10戦全勝6KO。王者からダウンを奪う大善戦のパランポンは32戦24勝10KO8敗

試合後インタビューでは、ゲスト解説で来場していたWBA王者田口良一(ワタナベ)との年内の王座統一戦を望む発言をしていたが、その後、事態は急転直下。

頭痛を訴え救急車で病院に搬送され、脳内出血は確認できないが、左眼窩底骨折の疑いと診断。精密検査の結果次第だが、田中が目標としていた、WBA田口王者との年内の王座統一戦はかなり厳しい状況となった。

セミセミでは、日本スーパーバンタム級10位の和氣慎吾(FLARE山上)が、1階級下のWBA世界バンタム級7位のパノムルンレック・CPフレッシュマート(タイ)8回2分45秒KO勝ち。戦績を29戦22勝14KO5敗2分とした。

タイ人から世界ランクを奪ったことで、和氣陣営は大晦日の世界再挑戦を希望している。今回は大晦日興行に登場となるか。

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Photo : NAOKI FUKUDA

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