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村田諒太が現役続行表明、WBO王座戦中止!狙うは再戦かWBOか?

10Jun2017

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5月20日、WBA世界ミドル級王座決定戦でアッサン・エンダム(フランス)に1-2の疑惑の判定負けを喫したロンドン五輪金メダリスト、村田諒太(帝拳)が8日、帝拳ジムで記者会見し「得られなかったベルトを取ることに尽力したい」と現役続行を宣言、再び世界王座を目指して練習を再開した。

「世界レベルの選手に自分のボクシングがどこまで通用するのか。7割くらいしか信じていないところがあったが、試合で通用するのが分かった。こういうところでもっと行かなくちゃいけないという反省もある。いい試合、経験だった思うが、ひとつ残念だったのが、ベルトを獲ることができなかったこと。得ることはできなかったが、失うものはなかった」とエンダム戦をふり返った。

再起戦の予定はまだ白紙。キャリアに黒星は付いたが、世界的な評価はむしろ、戦前よりも上昇している。

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WBAはエンダム戦でエンダムを支持した2名のジャッジを6カ月間の資格停止処分に処し、再戦を指示。エンダムとの再戦となる可能性が高い。WBC、WBOからも参戦を求めるラブコールがある。

このタイミングで、ショッキングな事件が起こった。

WBO暫定王者クルツィゼ逮捕で試合中止、王座剥奪か

7月8日にイギリス・ロンドンでWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)に挑戦予定だった暫定王者アブタンディル・クルツィゼ(ジョージア)が、7日(日本時間8日)、アメリカ・ニューヨークで逮捕。翌8日、所属プロモーターにより、王座統一戦をキャンセルすることが発表された。

それを受けてWBOは8日(日本時間9日)、王座統一戦中止の明確な説明がなければ、クルツィゼの暫定王座を剥奪すると通告した。

クルツィゼはロシア・ジョージア系の国際犯罪組織33人の一味として逮捕され、契約殺人、強盗、強要、詐欺、麻薬などの容疑がかけられており、懲役最長20年、最大25万ドルの罰金となるという。

クルツィゼは2002年プロデビューの38歳。元WBCシルバー王者で、今年4月、暫定王座決定戦で3位・18戦全勝のトミー・ラングフォード(オーストラリア)に5回TKO勝ち。暫定ながら、ジョージア人初の世界王座を戴冠していた。

163センチの短躯で剛腕を振り回す姿から、マイク・タイソンを彷彿させるとの声もあったが、半分の刑期で済んでも、出所時には48歳。ボクシングキャリアは終わったと言って良いだろう。生涯戦績は37戦33勝22KO2敗2分。

注目が集まるのが、WBO王者サンダースの次戦の相手。本人の希望はビッグマッチで、9月16日に行われる予定のWBAスーパー&WBC&IBF統一王者GGGとカネロの勝者との王座統一戦。

だが、サンダースは15年12月にアンディ・リー (アイルランド)から王座を奪って以降、たびたび防衛戦が延期となり、昨年12月に1度防衛戦を行っているのみ。指名挑戦者との防衛戦をオーダーされる可能性が濃厚だ。

ここでWBOランキングを見てみると、1位が9月にゴロフキン戦を迎えるサウル・アルバレス(メキシコ)、2位が元IBF王者で、15年10月にGGGに敗れたデビッド・レミュー(カナダ)、3位が村田諒太(帝拳)、4位がWBA王者への指名挑戦権を持つロバート・ブラント(アメリカ)、5位が15年5月にGGGに敗れたウィリー・モンローJr.(アメリカ)、6位が元WBA正規王者で、今年3月にGGGに敗れたダニエル・ジェイコブス(アメリカ)。

WBO2位の元世界王者レミューが知名度も高く、可能性は最も高い。3位の村田が当初世界挑戦を交渉していたのがサンダース。村田はロンドン五輪の金メダリストであり、エンダム戦で世界的知名度、注目度が急上昇した今、イギリスを本拠地とするサンダースが挑戦者に迎えるのに面白い存在でもある。

GGGがカネロを破れば階級を上げるとの噂もあるが、それを悠長に待っていられるほど村田に残されている時間は長くない。村田の次戦への期待度は高まるばかりだ。

Photo : NAOKI FUKUDA

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