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田中恒成、国内最速の5戦目での世界王座戴冠なるか!?
2015.05.17 update

5月30日、愛知県小牧市スポーツ公園総合体育館で行われるWBO世界ミニマム級王座決定戦を、同級1位のフリアン・イエドラス(メキシコ)と同級2位の田中恒成(畑中)で争われる。田中は井上尚弥(大橋)のプロデビュー6戦目を上回る、国内最速の5戦目での世界王座戴冠に挑戦する。

■WBO世界ミニマム級王座決定戦12回戦

WBO世界同級1位・WBA10位
フリアン・イエドラス(メキシコ)
VS
WBA&WBO世界同級2位・IBF同級13位・OPBF東洋太平洋ミニマム級王者
田中恒成(畑中)


高山勝成(仲里)の王座返上で巡ってきたチャンス。射止めるのどちらか。イエドラスは約3年間世界ランキングを保持し続け、今回が初の世界挑戦となる27歳右ボクサーファイター。2009年プロデビューで戦績は25戦24勝13KO1敗、KO率52%を誇る。これまで全戦をメキシコ国内で戦っており、唯一の黒星は、後に無冠戦に変更されたWBO暫定王座決定戦。ロマゴン2世とも言われるカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)に判定負け。世界レベルの試合はブイトラゴ戦のみで、これまでWBCユースシルバー王者を戴冠経験がある。

一方、19歳のホープの田中は、アマチュアエリートの高校4冠で、プロデビュー戦の相手から世界ランカー。4戦すべてが世界または東洋太平洋ランカー。プレッシャーのかかる試合の経験は田中が上回っているといえそうだ。

試合数ではイエドラスが20試合上回るが、12回フルラウンドを戦ったのは1試合のみ、それも判定負け。一方の田中は12回戦った経験はなく、最長ラウンドは10回が2試合。それぞれKO勝ちを収めている。

ただ、最短距離で戦ってきた田中には初対戦となるメキシカンファイターだけに、不意の強打や、バッティングには注意が必要。また、WBA・WBO世界フライ級統一王者であるフアン・フランシスコ・エストラーダのトレーナーである、アルフレド・カバジェロ氏から指導を受けており、戦術面での進化も予想される。とはいえ、イエドラスは、ブイトラゴ戦でも、接近戦では強力なボディブローなど時に互角に打ち合うも、足を使われて距離を離されると、ブイトラゴのリードやコンビネーションに苦しみポイントを落としている。田中にとっては相性が良い相手か。田中が色気を出さず、アウトボクシングに徹すれば、戴冠は近いだろう。

中部エリア最後の王者は2004年まで保持していた戸高秀樹(当時緑)。それ以来となる、11年ぶりの世界王者誕生となるだろうか。

アンダーカードには、同じ畑中ボクシングジムの日本&東洋太平洋ランカー2人も登場。元WBCユースバンタム級王者でOPBF東洋太平洋バンタム級9位・日本同級8位の田中裕士は、松山真虎(ワタナベ) とのバンタム級8回戦を行う。

こちらの田中も16戦13勝9KO3分と無敗の23歳。世界戦は恒成に先を越されたが、勝ち残り、王座挑戦のチャンスをうかがいたい。対戦相手の松山は17戦7勝3KO8敗2分。昨年2月にはレックス・ツォ(中国)のWBCアジア・スーパーフライ級王座に挑戦経験がある。

OPBF東洋太平洋フェザー級12位・日本同級8位の林 翔太は太田垣泰幸(VADY)との58.0kg契約8回戦。
デビュー10年、27歳の林は30戦24勝15KO5敗1分、引き分けを挟んで現在9連勝中と波に乗っている。対戦相手の太田垣は11戦5勝1KO3敗3分

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