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疑惑の判定から7ヵ月、コバレフVSウォード2 が6.17いよいよ開幕!
2017.06.17 update

6月17日(日本時間18日)、アメリカネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターで行われるのは、WBAスーパー・IBF・WBOの3団体統一世界ライトヘビー級王者アンドレ・ウォード(アメリカ)と、元3団体統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)による3本のベルトが賭けられた7ヵ月ぶりのダイレクトリマッチ。

■WBA・IBF・WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦

WBAスーパー&IBF&WBO世界ライトヘビー級チャンピオン
アンドレ・ウォード(アメリカ)
VS
WBA世界同級2位・IBF3位・WBO1位
セルゲイ・コバレフ(ロシア)

昨年11月19日に行われた初戦は、コバレフが2回にダウンを奪うも、3者114-113の1ポイント差でウォードが判定勝ち。判定には疑問の声も多く、ダイレクトリマッチとなった。3団体統一王者と挑戦者、立場が入れ替わり、再戦を迎える。

3団体統一王者のウォードは04年アテネ五輪金メダリストで、同年12月プロデビュー。09年11月、スーパー・シックス ワールド・ボクシング・クラシック枠でWBA世界スーパーミドル級スーパー王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)に負傷判定勝ち、21戦目で世界初戴冠。11年12月、V4戦でWBC王者カール・フロッチ(イギリス)との王座統一戦に勝ち、2冠王者&スーパー・シックス優勝(WBAはV6後返上、WBCはV1後剥奪)。

契約問題で1年7ヵ月のブランク後、ライトヘビー級に転級。昨年3月、サリバン・バレラ(キューバ)とのIBF世界ライトヘビー級挑戦者決定戦に勝ち。コバレフに判定勝ちで3団体統一王者&2階級制覇王者となった。31戦全勝15KO無敗の33歳。

挑戦者の立場となったコバレフは09年7月プロデビュー。地域タイトルを獲得後、13年1月、元WBA世界ライトヘビー級王者ガブリエル・カンピージョ(スペイン)3回TKO勝ち。同年8月、WBO世界同級王者ネイサン・クレバリー(イギリス)に4回TKO勝ちで王座奪取。V3戦後、14年11月、WBA&IBF統一王者バーナード・ホプキンス(アメリカ)との王座統一戦でダウンを奪い大差判定勝ちで3団体王座を統一。元WBC世界同級王者ジャン・パスカル(カナダ)、らを退け、WBO王座は8度、WBA・IBF王座は4度防衛していたが、前回、判定でウォードに敗れ、無冠となった。

初戦、ウォードは2回にダウンを奪われながらも、以降はコバレフの強をクリンチで封じ、細かいジャブでポイントを稼ぎ、作戦勝ちしたともいえる。

一方のコバレフ、終始プレスをかけて2回にダウンを奪いはしたが、コンビネーションを封じられ、細かいジャブを被弾して印象を悪くし、優勢を明確にアピールできなかったともいえる。先日の村田VSエンダムもそうだが、WBA絡みはダメージブローとジャブを同じようにカウントするようなので、余計に始末が悪い。

ただ、試合直後から判定への疑問が各方面から噴出。コンピュータ集計ではコバレフのパンチが126発、ウォードは116発のヒットというデータもある。2戦目が同じような展開だった場合、ジャッジは同じようにポイントを与えてくれない可能性はある。

ボクシングファンが見たいのは前回の再放送ではない完全決着。コバレフがKOできれば一番分かりやすいが、スピード差を埋める武器がなければ、前回以上の大差判定もあり得る。接近戦をことごとく封じた老獪なウォードのクリンチやホールディングなどのインサイドワークを、コバレフがいかに攻略するかが鍵になりそうだ。

WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者リゴンドー、暫定王者を相手に王座統一戦!

300スーパー王者、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と暫定王者モイセス・フローレス(メキシコ)による王座統一戦。

スーパー王者リゴンドーはキューバ代表として2000年シドニー五輪、04年アテネ五輪と2大会連続金メダルを獲得。09年にアメリカに亡命し、5月プロデビュー。

10年11月、元WBA世界スーパーバンタム級王者リカルド・コルドバ(パナマ)とのWBA世界同級暫定王座決定戦で2-1の判定勝ち。7戦目で暫定ながら世界王座を獲得した。暫定王座を1度防衛後、12年1月、WBA正規王者リコ・ラモス(アメリカ)との王座統一戦に6回KO勝ちで王座統一、暫定含めてV2に成功。

13年4月、WBO王者ノニト・ドネア(フィリピン)との王座統一戦に判定勝ちでWBA王座V5、WBO王座も獲得した。以後、元IBF世界バンタム級王者ジョゼフ・アグベコ(ガーナ)、フェザー級東洋王者、天笠尚(山上)らを相手にWBA王座の防衛ロードを9回まで更新中(WBOはV3のち剥奪)。17戦全勝11KO無敗の36歳。

暫定王者のフローレスは08年プロデビュー、26戦25勝17KO無敗1無効試合の30歳。キャリア初期は雑魚狩りに専念し、14年11月にFECAR中米タイトルを獲得。15年4月、WBA世界スーパーバンタム級暫定王者オスカル・エスカンドン(コロンビア)に2-1の判定勝ちで暫定王座を獲得(V2)。リゴンドーのスーパー王座を狙う。

身長で13.5センチ、リーチで2センチ暫定王者が上回るものの、リゴンドーに死角なし。不用意なダウンをもらわない限り、防衛ロードは続きそうだ。

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