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金子2本目のベルト奪取ならず。OPBF王者ジョムトーンに判定負け

17Jan2015

1月17日、東京・後楽園ホールで行われたOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチは、3-0(115-113、115-113、116-112)で、王者ジョムトーン・チュワッタナ(タイ)がOPBF東洋太平洋同級1位の金子大樹(横浜光)に判定勝ち。4度目の防衛に成功した。

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勝ったジョムトーンは9戦9勝4KO無敗、金子は28戦21勝14KO4敗3分。世界戦への通過点とするはずだったOPBFタイトル戦に敗れ、金子の世界挑戦は更に遠のく結果となった。

試合前半はスロースターターのジョムトーンのペース。サウスポーであるジョムトーンのノーモーションの左を警戒して、金子は足を使って距離を取るも、手数が少ない。一方、ジョムトーンは独特のリズムから左、右ボディを放つ。3R、王者がプレスをかけて前に出始める。手数は少ないものの、ワンツーや右フックと効率的に有効打をヒットさせていく。金子は終始単発で終わり、徐々に後退し始める。前半4Rを終わっての公開スコアは3者ともに38-38。

5R、金子が左の手数を増やして前に出るも、ジョムトーンのプレスの前にロープに詰まる王者ペース。ガードが下がる金子に対し、リーチの長い左ストレート、右フックを左目付近に集める。手数、有効打ともに王者が上回る。左ストレートで金子は鼻から出血。リズムを変えたい金子だが、プレスの前に、ロープにつまる場面が増えてくる。中盤からは金子の左目、左こめかみの腫れが目立ちだした。8R終了時点では、76-76、77-75、78-74、と最大4ポイント差をつけられる。採点上でもジョムトーン優勢が明らかになった。

9R、ポイント不利となった金子が接近戦を仕掛けパンチを集める瞬間もあったが、左ストレート、右アッパーとジョムトーンも反撃する。以降、金子の左も当たり出すも、絶対的な手数が少ない。ジョムトーンの距離で戦ってしまい、ノーモーションの左をカウンター気味にヒットさせられる。

最終回、金子がコーナーに追い込みラッシュを仕掛けるが、ジョムトーンはプレスで押し戻し、逆に右ジャブ、左フックをテンポよく打ち込む。フィジカルの強さで逆に金子をロープに詰めるなど、最後までチャンスを作らせないまま試合終了。

前日計量では挑戦者金子は1発クリア。対して王者は1度目で300g近くオーバー、3度目の計量でようやくリミットで計量クリアと、減量に苦戦した王者。金子にチャンスありかとも思われたが、試合後に「練習したことが出せなかった」と金子が口にしたとおり、最後まで試合をコントロールし続けた王者の試合巧者ぶりが際立った。

Photo: Hiroaki Yamaguchi


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