Boxing Times

corner

0415ダブル世界タイトルマッチ!村田V1戦、比嘉V3戦
2018.04.13 update

いよいよ間近に迫った4月15日、神奈川県・横浜アリーナで行われるダブル世界タイトルマッチ。メインイベントは、WBA世界ミドル級レギュラーチャンピオンとなった村田諒太(帝拳)の初防衛戦。セミファイナルでは、WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)がデビュー以来の16連続KO勝ちを期して、3度目の防衛戦を行う。

ビッグマッチを望む村田諒太、V1戦の相手は6位ブランダムラ

■WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

WBA世界ミドル級レギュラーチャンピオン
村田諒太(帝拳)
VS
WBA世界同級6位
エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)

12Murata-N'Dam昨年10月、昨年10月に前王者アッサン・エンダム(フランス)を7回終了で棄権に追い込み、WBA世界ミドル級レギュラー王者となった村田の初防衛戦。挑戦者はいつの間にかエンダムより上位のWBA世界同級6位、世界的には無名のブランダムラ。

王者村田は2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト。翌13年にプロ転向、8月にOPBF東洋太平洋ミドル級王者&日本スーパーウェルター級王者・柴田明雄(ワタナベ)との無冠戦に2回KOでプロデビュー。以後12連勝無敗、13戦目で世界タイトルマッチに挑むも、エンダムに無念の判定負け。ダイレクトリマッチで完全決着をつけて世界王座を奪取。14戦13勝10KO1敗の32歳。

挑戦者のブランダムラはWBC傘下のEBU欧州ミドル級王者でもある、29戦27勝5KO2敗の38歳。

07年のプロデビュー以来、連勝を重ね、WBC地中海ミドル級王座、WBCシルバーインターナショナルミドル級王座、EBU欧州ミドル級王座を獲得。14年6月、22連勝で迎えたEBU王座の初防衛戦の相手、現WBO世界ミドル級王者のビリー・ジョー・サンダース(イギリス)に8回TKO負け。以後1勝1敗から、現在は4連勝中で、2度目のEBU王座を戴冠中(V1)。38歳で世界初挑戦のチャンスを得た。

38歳のブランダムラは12回フルラウンドを戦いきったのは4試合と、スタミナはありそうだが、2敗ともKO負けと打たれ強くはない。村田にプレッシャーを掛けられ続けては、スタミナの消耗度は並みの試合の比ではないだろう。

ミドル級指折りのファイターである王者村田のプレスを、ディフェンシブなアウトボクサーの挑戦者が足を使って逃げ回れるか、またはジャブで止められるかどうかが、試合の大きなポイントになりそうだ。

挑戦者が目指すはエンダム×村田初戦のエンダムのような、ジャブを突いての逃げ切り作戦しか見当たらない。一方の村田はエンダムとの2戦で大きな進化を遂げた。32歳にして左ジャブがようやく武器になりつつある。ジャブで追い込み、ボディで削り、右ストレートがヒットするようなら、早い回でのKO防衛もあり得るだろう。

村田が望むビッグマッチに駒を進めるには、圧倒的な勝ち方で対抗王者にアピールしたいところ。カネロが薬物疑惑でミドル級トップ戦線から脱落した今こそ、世界に存在感を誇示する絶好の好機だ!

比嘉大吾、連続KO勝利の日本記録更新に挑む!

■WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦

WBC世界フライ級チャンピオン
比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)
VS
WBC世界同級2位
クリストファー・ロサレス(ニカラグア)

higadaigo2王者比嘉は、14年のプロデビューから15戦全勝15KOのパーフェクトレコードを継続中で、16連続KO勝利となれば、日本新記録となる。15年7月に敵地タイでWBCユース王座獲得(V2)、16年7月にOPBF王座獲得(V1)。昨年5月に前王者フアン・エルナンデス(メキシコ)から6度のダウンを奪い、6回TKO勝ちで世界初戴冠。

同年10月に同級5位のトマ・マソン(フランス)に7回TKO勝ちでV1、今年2月、元世界2階級制覇王者で9位のモイセス・フェンテス(メキシコ)に初回KO勝ちでV2と、軽量級離れしたパワーを誇る22歳。

挑戦者のロサレスは13年プロデビュー、29戦26勝17KO3敗の23歳。過去にWBCラテンフライ級王座、同スーパーフライ級王座、WBCインターナショナルフライ級王座を獲得している。

3敗は、4回戦時代にキービン・ララ、(後に井岡一翔(井岡)のWBAフライ級レギュラー王座に挑戦)、15年3月にカリド・ヤファイ(イギリス・現WBA世界スーパーフライ級王者)に8回KO負け、昨年5月、ロンドン五輪出場のアンドリュー・セルビー(イギリス)に判定負け。現在は3連勝で世界初挑戦。

挑戦者も手数が多い好戦的なボクサーファイターのため、試合は噛み合いそうだ。身長で10センチ、リーチでもおそらく10センチ近く挑戦者が上回るため、長いリードジャブとストレート、ステップインからの左フックは注意したいところ。4階級制覇王者のニカラグアの英雄ローマン・ゴンサレスが親戚筋らしく、スパーリングも度々行っているというが、ロマゴンほどの才気は感じられない。

パワーに注目が集まりがちな比嘉だが、スピードと攻防のバランスも一級品。攻勢に出ると時折ガードが疎かになる挑戦者の弱点を見逃すことはないだろう。

フライ級では目下の敵は減量のみ。前回の防衛戦から2カ月少々と、体重が戻る前に次戦を行う調整方法で失敗していない限り、連続KOロードは継続されそうだ。

Photo : NAOKI FUKUDA

DaQ6TlsVQAA1o9a


2018年4月15日(日)横浜アリーナ
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
王者 村田 諒太(帝拳)vs 挑戦者 エマヌエール・ブランダムラ(イタリア)

WBC世界フライ級タイトルマッチ
王者 比嘉 大吾(白井・具志堅)vs 挑戦者 クリストファー・ロサレス(ニカラグア)

問い合わせ/帝拳ジム
放送:フジテレビ系列でPM7:57より生中継

Recent Post