Boxing Times

corner

10.28英国ダブル世界戦。ジョシュア防衛戦に、セミはヤファイVS石田匠!
2017.10.27 update

イギリス・カーディフの収容人数約7万5000人のプリンシパリティ・スタジアムで10月28日(日本時間29日)に行われるダブル世界タイトルマッチ。メインイベントはWBAスーパー&IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(イギリス)のIBF王座の防衛戦。セミファイナルのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチでは、王者カリド・ヤファイ(イギリス)に元日本王者でWBA世界同級1位の石田匠(井岡)が挑戦する。

■WBAスーパー&IBF世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦

WBAスーパー&IBF世界ヘビー級チャンピオン
アンソニー・ジョシュア(イギリス)
VS
IBF同級3位
カルロス・タカム(フランス)

2団体統一王者ジョシュアは12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリスト。13年10月にプロ転向。精力的に試合を重ね、WBCインターナショナルヘビー級王座を手始めにコモンウェルスイギリス連邦ヘビー級王座、BBBofCイギリスヘビー級王座と地域タイトルを次々獲得。昨年4月、IBF王者チャールズ・マーティン(アメリカ)に2回KO勝ちで世界奪取。V2後、今年4月にWBAスーパー王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との王座統一戦に11回TKO勝ちで2団体統一。19戦全勝19KO無敗の28歳。

当初はIBFの指名挑戦者2位のクブラット・プレフ(ブルガリア)と対戦予定だったが直前で負傷により試合を辞退。16日に39戦35勝27KO3敗1分の36歳タカムに変更された。王者防衛は濃厚で、ファンの興味は更なるビッグファイトへの期待感。

注目のスーパーフライ級、WBA王者ヤファイに石田匠が世界初挑戦!

DJoqBvnUEAARtgr■WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦

WBA世界スーパーフライ級チャンピオン
カリド・ヤファイ(イギリス)
VS
WBA世界同級1位
石田匠(井岡)

王者ヤファイは08年北京五輪出場経験があるアマエリート、12年ロンドン五輪は国内予選で敗れ、12年7月に23歳でプロデビュー。14年5月、11戦目でコモンウェルスイギリス連邦スーパーフライ級王座を獲得すると、以後IBFインターコンチネンタル同級王座、BBBofCイギリス同級王座、WBAインターコンチネンタル同級王座と順調に獲得。

昨年12月、前日計量で1キロ超の体重超過で王座喪失したルイス・コンセプシオン(パナマ)に3-0(120-108×2、117-110)の大差判定勝ちで世界タイトル獲得。初防衛戦で元日本フライ級王者の村中優(フラッシュ赤羽)に3-0(118-108、119-107×2)の大差判定勝ち。2戦続けて日本人を挑戦者に迎える。

スピードとフットワークを活かした多彩なコンビネーションが軸、穴が少ない完成度の高いボクサー。圧倒的な強さこそないが、村中を倒した外から飛んでくる左フックや、左ボディ、右ストレートは要注意。

挑戦者の石田は高校時代にアマで国体優勝、09年2月にプロデビュー。14年8月、王者の戸部洋平(三迫)に判定勝ちで日本王座を獲得。14位森崎正人(アポロ)、1位江藤大喜(白井・具志堅スポーツ)、11位木村隼人(ワタナベ)、5位・大塚隆太(18鴻巣)、1位船井龍一(ワタナベ)を下しV5で王座返上。WBA1位に上昇し指名挑戦権を獲得、世界初挑戦のチャンスを得た。

王者より約10センチ高い、172センチの長身から繰り出す精度が高いジャブと、遠いレンジからのワンツーは国内ではトップクラス。反面、距離を詰められると脆い。減量苦か調整失敗か、時に後半失速するなど、出来の不安定さがある。ここ2戦はタイ人との挑戦試合だが、世界との差をどこまで埋められたか。

戦績はヤファイ22戦全勝14KO無敗に対して、石田24戦全勝13KO無敗と数字の上では遜色ない。だが、同じボクサーファイター同士、総合的により戦力が整った王者が有利。リードの差し合いでヤファイを圧倒し、アウトボクシングで完封するか、殴り合って打ち勝つ以外では、王座交代は難しいだろう。

ヤファイは防衛を前提に、来年2月に開催予定の「SUPERFLY2」への出場を熱望しているが…。

Recent Post