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4.23ダブル世界戦、井岡V5戦&大森はWBO王者タパレスに雪辱なるか!?
2017.04.21 update

4月23日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で行われる、「ダブル世界タイトルマッチ」。メインイベントは、3階級制覇王者・井岡一翔(井岡)のWBA世界フライ級王座5度目の防衛戦。挑戦者は61連勝中の2位・ノクノイ・シットプラサート(タイ)。セミファイナルはWBO世界バンタム王者マーロン・タパレス(フィリピン)に同級6位の大森将平(ウォズ)が挑む雪辱戦。

■WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦

WBA世界フライ級チャンピオン
井岡一翔(井岡)
VS
WBA世界フライ級2位
ノクノイ・シットプラサート(タイ)

3階級制覇王者の井岡は、アマチュアで高校6冠を達成し、2009年4月プロデビュー。6戦目で日本ライトフライ級王座を獲得。11年2月、7戦目でオーレイドン・シスサマーチャイ(タイ)に5回TKO勝利でWBC世界ミニマム級王者。12年6月、WBA王者・八重樫東(大橋)との王座統一戦に判定勝ち、のち返上(WBCV3、WBA0)。同年12月、WBAライトフライ級王者決定戦でホセ・アルフレド・ロドリゲス(メキシコ)に6回TKO勝ちで2階級制覇(V3)。

14年5月、IBFフライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)に挑み1-2の判定負け。15年4月にファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に2-0の判定勝利で3階級制覇を達成。3連続KO防衛中。V5戦に勝利すれば、ミニマム級(V3)、ライトフライ級(V3)と併せて世界タイトルマッチ14勝となり、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏に並ぶ日本最多タイ記録。22戦21勝 13KO 1敗の28歳。

挑戦者の同級2位のノクノイは、世界初挑戦。2003年プロデビュー、キャリア初期に4連敗以降は、05年から12年間無敗で61連勝中。18度の防衛記録を持つ元WBC世界ユースライトフライ級王者でもある。

13年2月、現WBOアジアパシフィックライトフライ級王者で、元日本同級王者の堀川謙一(SFマキ)に判定勝ちでWBCインターナショナルフライ級シルバー王者を獲得、14年2月のV1戦に判定勝ちと12回戦の経験は2度。66戦62勝38KO4敗の30歳。全試合が母国タイ開催で、タイトル戦以外は無名ボクサー相手の6回戦か4回戦と、実力は未知数な部分が多い。

防衛戦も5度目の井岡は、卓越した距離感、精度の高いリードからの多彩なコンビネーションには磨きがかかり、安定王者の風格も漂ってきた。唯一の不安材料は、前回の不用意なダウン。単なる不注意か、挑戦者陣営による攻略の結果か。

ノクノイはスピード感のない、ベタ足のファイター。王者がアウトボクシングでリードを刺していけば、今回もノックアウトが見られそうか。

井岡陣営からは、WBO王者ゾウ・シミン(中国)との王座統一戦を希望するも聞こえてきており、節目の5度目の防衛に成功すれば、ビッグマッチ路線も期待できるか。

■WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

WBO世界バンタム級チャンピオン
マーロン・タパレス(フィリピン)
VS
WBO世界バンタム級6位・IBF12位
大森将平(ウォズ)

両者の対戦は15年12月、WBO世界挑戦者決定戦以来、2度目。前回はタパレスが大森から4度のダウンを奪い、2ラウンドTKO勝ち、次戦で世界王者となった。

王者タパレスは08年ライトフライ級でプロデビュー。10年4月、後の世界挑戦者ワーリト・パレナス(ウォーズ・カツマタ)に勝利してフィリピンGABライトフライ級王座獲得(V1)。13年2月、WBC世界スーパーフライ級シルバー王座決定戦で、後のWBA世界同級暫定王者ダビド・サンチェス(メキシコ)に2-0の判定負け。13年8月にWBOアジアパシフィックバンタム級王座を獲得(V1)。

昨年7月、敵地タイで王者プンルアン・ソーシンユーに11回KO勝ちで世界初戴冠。昨年12月に井上拓真(大橋)との初防衛戦が発表されたが、井上のケガで試合はキャンセル。今回が初防衛戦となる。31戦29勝12K2敗の25歳。

大森は11年4月にプロデビュー、翌12年の全日本バンタム級新人王。15年4月に益田健太郎(新日本木村)に3回TKO勝ちで日本王座を獲得(V1)。同年12月、WBO世界バンタム級指名挑戦者決定戦でタパレス(フィリピン)に敗れて以降は3戦3KO勝ち。昨年12月にIBF王者リー・ハスキンス(イギリス)に挑戦予定が結局キャンセルとなり、今回、タパレスへの再挑戦にこぎつけた。18戦17勝12KO1敗の24歳。

互いにディフェンスに少々難はあるものの、攻撃的なサウスポー同士。スタイルは異なれど、自分のペースで前に出られれば強いが、下がらされると、術が少ない。

タパレスは、世界を獲った前戦で、先にボディを効かされ、5回に2度ダウンを喫してからの11回に逆転TKO勝ちと、非常にタフ。試合を決めたのは、外からの軌道の右ビッグパンチから、ボディ連打、意識を下げておいて、最短距離で撃ち抜くモーションの小さい左ストレートと、意外な巧さもある。

アウトボクシングでリードの差しあいなら、スピードとテクニックで上回る大森だが、前回のように距離を詰められると、打たれ弱い大森にとっては厳しい相手なのは変わらない。王者がやや有利なのは否めないが、展開次第では大森にもチャンスは生まれそうだ。身長で10センチ上回る大森が、王者タパレスの前進をいかに阻止できるかが鍵になる。

アンダーカードでは、WBA世界スーパーフライ級1位・WBC6位・WBO 5位・IBF12位につける前日本王者(V5)石田匠(井岡)が登場。今回もタイ人と8回戦。23戦23勝12KO無敗の25歳。

なお、ダブル世界戦の模様は、午後7時から、TBS系列にて全国生中継される。


ダブル世界タイトルマッチ
2017年4月23日(日)エディオンアリーナ大阪
15時00分開始
WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
問い合わせ/WOZボクシングジム

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