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IBFミニマム級王者京口は判定でV2!統一王者田口は1ポイント差で王座陥落…!

21May2018

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20日、東京・大田区総合体育館で行われたダブル世界タイトルマッチは、IBF世界ミニマム旧王者・京口紘人(ワタナベ)は挑戦者ビンス・パラス(フィリピン)に3者117-110で判定勝ちで2度目の防衛に成功。WBAスーパー&IBF世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)は挑戦者、元WBA世界ミニマム級スーパー王者のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に3者113−114の1ポイント差で惜敗。2冠統一王座から陥落した。

IBFミニマム級王者京口、初ダウンも大差判定でV2!

IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(ワタナベ)の2度目の防衛戦の相手は、ライトフライ級を主戦場としている無敗の19歳ビンス・パラス(フィリピン)。

初回、ガードの上からリードを突いて、ワンツーとつなぐ京口王者に対して、挑戦者パラスはいきなり左ボディを振り回す。2回、接近戦では互いに得意とする左ボディ、左フックが交錯。激しい打撃戦が繰り広げられる。

3回、左ボディの打ち合いでは命中率、パワーともに王者が上回る中、ラウンド終盤、京口の右フックの打ち終わりに、パラスが左フックを合わせ、カウンターでダウンを奪う。

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4回慎重に立て直す京口の左フック、右ストレートに、パラスは再度左フックを際どいタイミングで狙うが、2度目は喰らわない。5回からは再び京口が左ボディで挑戦者を下がらせ、6回からは右ストレートも度々ヒット。挑戦者も左ボディで応戦する展開が続く。

8回、挑戦者がボディへのラッシュを見せるが、続かず。9回にはボディの削り合いの中で、パラスが疲れの見えるスリップダウン。10回、消耗し始めたパラスに京口が顔面にパンチをまとめるが、必死にボディを返してストップを回避する。ポイントリードと見たか、11回からは足を使い、アウトボクシングを始めるパラス。京口はKOを狙って追い回すが、捉えきれないまま試合終了のゴング。

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終わってみれば、ダウンシーン以外はほぼ各回でポイントを取りきり、京口王者が117-110×3の3−0と、大差判定勝ち。2度目の防衛に成功した京口は10戦全勝7KO無敗。世界初挑戦で初黒星のパラスは14戦13勝11KO1敗。

試合後のインタビューでは「統一チャンピオンになりたい」とあらためて発言。ただ、「倒せなかったのは力不足」と反省も。

田口無念、3者113−114、ブドラーに1ポイント差判定負けで王座陥落

WBAスーパー&IBF世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)の統一王座初防衛戦の挑戦者は、元WBA世界ミニマム級スーパー王者のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)。

初回、長いリードジャブを伸ばす統一王者。アウトボクシングでは体格で不利と見たか、ブドラーは、上体を柔らかく使い、パンチを外すと、素早いステップインで距離を詰め、回転の早い軽い連打を披露。ヒット&ランでリズムを掴んでいく。

2回、ブドラーがワンツー、左フックからの右ボディなど、見栄え良いコンビネーションで先行するのを、時折田口の左ボディや右で捉える程度。

3回、再びジャブからリズムを組み立てようとする田口だが、旺盛な手数でペースを握らせないブドラー。逆に4回には王者の顔を跳ね上げ、ボディ連打で王者をロープに追い込んでいく。

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中盤、田口の左ボディがヒットする場面も増えるが、ブドラーのヒット&ランが冴え、軽いパンチをまとめて試合のペースを渡さない。

田口のボディがようやく効き始めたのが8回。ブドラーの動きが落ちた9回、フックの連打で追い込むがブドラーも手数で誤魔化す。10回以降、田口がワンツー、左ボディ、左フックと立て続けにヒットして追い込んでいくが、抵抗するブドラー。

最終回、田口が手数を出し続けるも、しがみつき、クリンチで逃れるブドラー。田口が左フックでダウンを取ったように見えるが、レフェリーはスリップダウンと判断。右ストレートでふらつくも、ブドラーが試合終了まで耐えきった。

試合終了後、渡辺会長がスリップダウン裁定に対して猛抗議。問題のダウンシーンがスクリーンで再生されると、左フックで倒れていたのが確認され、ダウン裁定に覆った。採点が再集計されたが、判定結果は3者ともに114-113の3−0でブドラー。

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ミニマム級に続いて2階級制覇、2団体統一王者となったブドラーは35戦32勝10KO3敗。王座陥落の田口は32戦27勝12KO3敗2分。

WBOアジアパシフィックライト級王者の荒川仁人(ワタナベ)は、タフな強打者リマール・メツダ(フィリピン)相手に、ヒヤリとする強打も幾らか被弾したが、要所で手数でペースを握り、116-112、114-114が2者と1-0のドロー防衛。

世界再挑戦を目指す荒川は39戦31勝18KO6敗2分。敗れたメツダは16戦12勝7KO3敗1分。

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Photo : NAOKI FUKUDA

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