Boxing Times

news

WBAミドル級王者村田はKO防衛、体重超過の前王者比嘉はTKO負け!

16Apr2018

4月15日、横浜アリーナ(神奈川県)で行われたダブル世界タイトルマッチは、様々な意味で記憶に残る日となった。WBA世界ミドル級レギュラー王者の村田諒太(帝拳)は挑戦者・同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)に8回TKO勝ち。前日計量の体重オーバーで王座を失った、WBC世界フライ級前王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)は、同級2位のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に9回TKO負けを喫した。

20


WBA世界ミドル級王者の村田諒太は8回TKO勝ちで初防衛に成功!

初回からガードを固め、パンチを出さずにじわじわとプレスをかける王者村田。遠い距離からジャブを突く挑戦者ブランダムラを追い込み、力強さを増した左ジャブから、ストレートを上下に放っていく。

2回、ワンツーに加えて、左ボディをヒットさせていく村田に対して、挑戦者も左ボディから左フックを返す。3回、ワンツー、右連打で挑戦者を追い込む村田。一方、足を使い、王者に手数を出させて少しでも消耗させ、後半勝負に持ち込みたい挑戦者。

07

02

12

08

5回にはヒット&ランを繰り返す挑戦者を村田の右ボディショットが捕らえ、懸命に手数を返す相手に右ストレート、左ボディで削っていく。6回には右ストレートを立て続けにヒットさせ、ブランダムラに多大なダメージを与え、失速させる。

7回は手数と体さばきで凌いだ挑戦者。8回、再び手数を増した挑戦者に、村田は自身のボクシングスタイルを貫き、左ジャブから、ワンツー、さらに右フックの追撃でダウンを奪う。ブランダムラは辛うじて立ち上がるも、ダメージが色濃く、レフェリーが試合をストップした。

13

17

KOタイムは8回2分56秒。

初防衛に成功した村田は15戦14勝11KO1敗。世界初挑戦で敗れたブランダムラは30戦27勝5KO3敗。

試合後の村田は「ゴロフキンを目指してやりたい。今のままでは勝てる気がしない」と、WBAスーパー王者&WBC&IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)への挑戦をあらためて口にした。

ロサレスが計量失敗の前王者比嘉に9回TKO勝ちで新王者誕生!

前日計量で体重を作れず王座を失った比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)。当日計量でフライ級リミット50.8キロから10ポンド未満の55.3キロを下回る54.7キロに収めて、ようやく試合は成立。そんな経緯を経てセミファイナルで行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ。

42

初回、アウトボクシングを選択するかと思いきや、軽量級屈指のハードパンチャー比嘉に対して、プレスをかけていくロサレス。計量失敗の比嘉は、見るからに生気なく、これまでのような圧倒的なパワーは感じられない。リーチ差18センチを活かして、左ジャブを連打で打ち込み、ジャブの刺し合いを支配。比嘉を徹底的に研究した、堅実なボクシングが光る。

2回に比嘉のワンツーがクリーンヒットするも、以前の力はなく、ロサレスに耐えられてしまう。逆に長いリードジャブからの左ロングフックを返される始末。

3回、比嘉がボディショットでようやく反撃。だが、これまでの相手と異なり、ロサレスは比嘉の圧力に耐え、旺盛な手数で打ち合いを制していく。

4回終わっての途中判定は39-37でロサレスが2者、1者は比嘉39-37

30

31

32

5回、頭をつけての接近戦でも、比嘉を上回る手数と気迫でロサレス。6回にはアッパーで比嘉の顔を跳ね上げる。前王者の左ボディ、右ストレートにも屈せず、2倍、3倍の手数を返し、支配権は渡さない。

7回、ボディの叩き合いでようやく五分に持ち込むかと思われた比嘉だが、スタミナ不足で後半に失速。ポイントを取り切れない。8回には気迫のラッシュを見せる比嘉だが、負けずに手数を返すロサレス。

8回終了時の公開採点は、1者が76-76のドロー、77-75、79-73でロサレス。ポイント上でも明確にロサレスがリードを広げていく。

9回、勝負どころと見たロサレスが、声をあげながら怒涛のラッシュ。覇気がない比嘉のダメージの蓄積を心配した陣営からタオルが投入され、試合は唐突に幕を閉じた。

33

38

40

KOタイムは9回1分14秒。圧倒的不利を覆して新王者に輝いたロサレスは30戦27勝18KO3敗。計量失敗で王座を失ったうえに、プロ初黒星の比嘉は16戦15勝15KO1敗。

Photo : NAOKI FUKUDA

Recent News

Corner

Blog