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WBCライト級王者リナレス2-1で薄氷のV2!ロンドン五輪金のキャンベルを下す

24Sep2017

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アメリカ・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで23日(日本時間24日)に行われた世界ライト級タイトルマッチ&WBC同級ダイヤモンド王座戦。チャンピオンのホルヘ・リナレス(ベネズエラ/帝拳)が、12年ロンドン五輪金メダリストの指名挑戦者、1位ルーク・キャンベル(イギリス)に2-1のスプリットデシジョンで2度目の防衛に成功した。

リナレスは16年9月、敵地でWBA世界ライト級王者のアンソニー・クローラ(イギリス)を下し、今年3月の再戦も大差判定で退けた王座の2度目の防衛戦。

アメリカは3年振りの登場で、前回は同会場でショーン・ポーター(アメリカ)VSケル・ブルック(イギリス)のIBF世界ウェルター級タイトルマッチがメインの、トリプル世界タイトルマッチの前座として登場したが、今回はリナレス戦がメインイベント。

リナレスは3敗すべてTKO負けで、度々ダウンを喫している。キャンベルの1敗もダウンからの判定負けと、両者ともに打たれ強くはない。前評判通り、スリリングな展開となった。

初回、長い右ジャブでけん制し、距離を詰めさせないキャンベルに対し、王者リナレスはガードを固め、右をかいくぐって飛び込むとワンツーをヒット。

2回、右リードを強める挑戦者に対し、王者はプレスをかけて下がらせる。互いのパンチが交錯する。リナレスがワンツーからの追い足早く、スリーの右ストレートでダウンを奪う。早くも右目の下をカット。

3回以降、王者は攻め急がず、上下へのパンチで、長丁場の経験が少ない挑戦者スタミナを削りにかかる。だがキャンベルも徐々にペースを取り戻すと、強弱をつけた高速コンビネーションを互いに披露。

この日のリナレスはディフェンスも良く、挑戦者の危険な右フックや左を上手く外し、3連打をスウェーで避けるなど、クリーンヒットの被弾は少ない。

中盤、右リードから左を上下に伸ばし、手数を増して、挑戦者が盛り返す。長身キャンベルの右が機能し出すと、かなり厄介で、リナレスは打ち終わりをねらってアッパーや右ストレートを狙うが、リードが減り、攻撃が単調。

6回にはキャンベルが手数が減ったリナレスの顎を右で跳ね上げる。右ジャブから左ボディ、右フックの返しと、距離とペースを支配しているのは挑戦者。綿密にリナレス対策をしてきた挑戦者陣営に対して、リナレスは戦術に乏しい印象。

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後半に入ると、リナレスが再び距離を詰め、ワンツーやショートアッパーをヒットさせるが、要所で速いパンチをまとめ印象付けるのは挑戦者。10回、ポイントリードを確信したか、挑戦者が足を使ったアウトボクシングに切り替え、遠い距離から右を伸ばして逃げ切りモード。

11回はカウンター狙いかキャンベルは待ちの姿勢。リナレスは左を上下に散らし、ポイント奪回を計る。最終回、互いに足も良く動き、早いコンビネーションの交錯。王者が右から左ショート、ボディと当てると、キャンベルは右ショートを返し、両者譲らぬままゴング。

判定結果は113-115、114―113、115―112と、最大3ポイント差と、終盤盛り返したリナレスが、辛うじて試合をものにした。

2度目の防衛に成功したリナレスは46戦43勝27KO3敗。世界初挑戦で2杯目のキャンベルは19戦17勝14KO2敗。

勝利者インタビューでは「(WBC同級王者の)マイキー・ガルシア(アメリカ)が140ポンドに上げるなら、自分も上げる」と、名乗りを上げたが、金メダリストを下したことで、更なるビッグマッチ路線に進めるか。


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